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ご挨拶(クリニックのポリシー)

以下の文は10数年前、当院を開設したときに書いたものです。当時の張り切りすぎの感情が前面にでて堅苦しい文章になっていますが、この考えそのものは今も通用するものと思っています。
「子供の病気」 
子供の病気は大きく変化しています。勿論、大体として良い方向です。栄養状態の改善によって風邪などの病気は、重症化することが少なくなりました。アトピー性皮膚炎・喘息などのアレルギー性疾患も、その大部分が成長とともに軽快することが分かっていますし、その治癒のための条件も少しずつ明らかになっています。予防接種の普及・衛生知識の向上は、伝染病を撲滅させそうです。また、医療技術の進歩にも目を見張らせるものがあり、今や大部分の子供の病気は、治るようになりました。しかし残念ながら、治らない病気があるのも事実ですし、新しい病気が出現することもあります。 子供の健やかな成長は両親のみならず、大人全ての願いであるはずです。子供の病気は成長とともに、時代とともに変化するものであるということを踏まえて対処することが必要です。また、周囲の人が病気について「正しい知識と見通し」を持つということも子供にとってとても大切なことです。 当クリニックは、子供の健やかな成長に少しでも役立つよう、病気についての正しい情報の提供と長期的にみても適切な治療に努めたいと考えております。
*脚注
予防接種に関しては、この十年進歩はなく、欧米先進国に大きく遅れをとってしまいました。MMRの失敗が大きかったのでしょうか。残念なことです。

院長経歴

昭和27年 小樽市に生まれる。
               小樽潮陵高等学校卒業。
昭和52年 北海道大学医学部医学科卒業。
同年 北大小児科入局。血液疾患、小児がんの子供たちの治療に携わる。
そして強い治療に伴う感染症を克服するための感染免疫の研究にも従事。    
昭和61年 北海道大学医学博士号授与。 同年 ECFMG Certificate(米国で臨床研修を受けるための証書)を受ける。
同年 米国フィラデルフィア小児病院に勤務。同院アレルギー免疫部門の小児科医 Dr.R.B.Johnston Jr. の研究室で感染免疫の研究に従事。同院Oncology部門の臨床ラウンドカンファレンスに定期的に参加。       帰国後、斗南病院小児科医長、札幌鉄道病院小児科医長を歴任。    
平成6年 琴似小児科クリニック開設。
平成19年 同クリニックで思春期の子供たちの診療の取り組みを開始。      
現在に至る。      
ハ軒太陽の子保育園   園医  
札幌市立発寒小学校   校医

〒063-0812
札幌市西区琴似2条3丁目2-30
琴似産科婦人科クリニックと同じビル内です)